『How Google Works』エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ著

全体を通して


Googleという企業がいかにして、多くのクリエイティブな人材を集め、世の中へのインパクトのある企業を作りだしているかが描かれている。彼らが重要視しているのは本質の見えるチームビルディングである。このような面白い企業がいかにして作られているのかがユニークに描かれている。

ナナネコポイント


“お楽しみ”ではなく“楽しさ”を

働いている多くの人は、働くことに義務を覚え、そのあとに自らを楽しませる休暇を設定する。Googleでは、楽しさを職場で体感することの方が重要であることを述べている。私自身も、この意見には賛成である。私たちの人生において、働く時間が多くの割合を占めるのであれば、楽しいと思える瞬間も多くの割合を占めたほうが豊かな人生になるだろう。ここ最近の周りの人の働き方が大変さと楽しさを兼ね備えたものであることから、楽しい仕事をすることにワクワクしている。

スマートクリエイティブと働く

実効性と考察力、判断力と専門性を兼ね備えた人々のことである。群れ効果を発揮するために、Googleではこのような人材を採用している。確かに、これらを兼ね備えた人の話は非常に面白い。このような人材は、目先の利益を重視するのではなく、同じようなスマートクリエイティブと仕事をすることに価値を置く。自分の周りにこのような人材がいることも、自分自身の成長につながることも容易に想像がつく。これから、どんな人と働くのかとの楽しみだ。

エレベーター・ピッチ

以前、これをやるという男の子の話を聞いたことがある。その時は、そんなものがあるのかと軽く流していた。しかし、これは非常に重要なポイントの詰まっていることに私は気づかされた。短い時間の中で、いかにしてその熱量と伝えたいポイントをまとめるかが相手を動かせるかに関わってくる。自分に回ってくる時間が少ない自分であるからこそ、より少ない時間で魅力を伝えることを磨く必要があると感じた。

会話しないこと、怠惰なこと

メールかチャットが使いやすい時代に、直接話すことは時間と労力を強いる。しかし、そんな時代であるからこそ、いかに人と向き合い、会話の中で見つける相手の良さや考えを理解することが求められるだろう。きっとそこには真のコミュニケーションがある。Googleのオフィスがコミュニケーションをとりやすいような作りと施設・設備を行っている理由がこんなところに隠れていた。

ナナネコからの質問


あなたの周りのスマートクリエイティブは誰ですか?

どんな人なのか気になりますね~。